朝起きた時に直感的に「今日こそアド・ミュージアム東京に行こう!」と思った。
アド・ミュージアム東京は前々から行きたいと思っていたところ。
東京すきま発見隊、旅人気分で東京観光と言うにはぴったりの場所。
予想以上に楽しめた!
「ここ、ホントに無料でいいんでしょうか?」と聞いてしまったほど。
広告に大貢献した吉田秀雄氏の記念事業財団が経営しているとのこと。
今回気がついた事のひとつに、
私はここのところ、「広告」に対してかなりの偏見を持っていたかもしれない、
広告は物を買わせたり、不要に洗脳させたりするだけではないのだ、と。
世界的なテーマや環境問題、平和への道、等々、
我々が取り組むべき問題やそこへのアクション、知るべきことや学ぶことに対して、
広告は芸術的で創造的なアイデアとして、貢献することが多々あるんだな、
ということに改めて感心した。
当初、ミュージアム滞在は1時間くらいかな~と思ったら、
なんと3時間以上じっくり観覧!
それでもまだ見足りないので近々再来場したい。
そして企画展も楽しかったので、企画展毎に行きたい。
ちょっとした行きつけになりそうな予感☆
左は常設展案内、中央と右側が企画展の案内。
(毎度、私の写真のクオリティについては申し訳ない)
館内データベースにはEnglish案内もあり、外国人も楽しめると思った。
親日家の方々はもちろん、日本をあまり知らない人たちにもオススメしたい。
企画展が素晴らしかった話は後述するとして(※現企画展は1/22~2/27土曜まで)
常設展だけでもかなり楽しめた。
明治時代のマッチ箱のジャケシリーズはかわいくて、
今の時代にもかなりヒットすると思う。(アイコン好きの私はときめく)
時系列での広告や流行を展示しているコーナーもあって、
その特筆事項では、
「おにゃんこくらぶのセーラー服を脱がさないで」「ブルーハーツ」「モーニング娘のラブマシーンの大ヒット」など、
他にも大ヒットはあれど、選出した方の着眼点が面白い。(好みが垣間見えたりして)
そして職員の方も親切でちょうどよいフレンドリー加減であった。
常設展を観覧中、その先の企画展の解説パンフレットを持ってきてくれて、
そのおかげによって企画展観覧がより一層楽しめた。
(パンフにメモを結構とったほど)
さて、その現在の企画展では「山」がテーマ。
毎年5月にNYで行われる世界三大広告賞の1つとして知られる【ONE SHOW 2015】
から、上位受賞作品と日本の受賞作を中心に紹介されていた。
映像作品もかなり楽しめた。
壁にプロジェクターから大きく映るものを観ることもできるし、
ところどころに置かれたタブレットや大きなモニターで、
観たいものを選んで観覧することもできる。
映像作品は様々なジャンルやカテゴリーがあり通して観てみると、
ドキュメンタリーや短編ドラマオムニバスを凝縮したものを観たようで観応え十分。
興味深いもの、深く考えさせられたり、今後の活動の参考にしたいこともいくつか。
そのいくつかについてはまた個別に特化して書きたいな。
今後やりたいこと、自分で書く、描くものたちへのヒント、アイデア、などなど
アド・ミュージアム東京は、インスピレーションの宝庫でした☆
謝謝☆
ちなみに、
アド・ミュージアム東京のある、カレッタ汐留は以前の印象と変わった。
ミュージアム以外でもなかなか楽しめるところが多いと知った。
そんなわけで、ここのところミュージアム気分満載の芸術の冬。
東洋文庫ミュージアム、から始まって素晴らしく満たされるこの頃。
ダ・ヴィンチ展、から今回のアド・ミュージアム東京の間には、
漢方ミュージアム訪問、「マイ・ファニー・レディ」劇場鑑賞、をはさんでいる。
(マイ・ファニー・レディはノア・バームバックとウェス・アンダーソンが制作参加していることがこの映画を観たかった一番の動機。とぼけた顔がたまらないオーウェン・ウィルソンも結構好き。感想は、最初から最後までウディ・アレンのにおいがした感じ…恵比寿ガーデンシネマが復活してから初訪問っていうのがとても満足)
今月前半は東南アジアのことばかり考えて飛行機に乗ろうとしていたが一転、
いざ飛行機をとろうとすると数々の事態によって東京にとどまることとなり、
旅人目線で東京散歩を満喫しっぱなしである。
パスポートを使ったり、
空港のトランジットエリアにいること(←be here now感高い)が好きだったり、
非日常的好きな特別感はあるが、
旅、海外、といって大げさにとらえると、それだけで疲れるような気もするので、
長く住むここ東京を新鮮な目線で楽しめてるし、いつどこで何してたって面白い。
私にとって東銀座の公園に足つぼ踏みにいくのと、
ペナン島や台湾の公園でそれをするのもあんまり変わらない気がする。
このブログの名前地球散歩だし…
とにかく、マンネリ感覚や先入観、偏見に気をつけておく。
私の中での何かが頂点に達したら、だれも私をとめられないくらいの勢いで
行きたい時にはどうしたって行きたいところへ行くはず。
そして突然それは来る、たぶん。
だからそうじゃないときは、思う存分だらだらふらふら浮遊しつつ、
水面下では潜在意識が働いてくれていることを尊重し直感を歓迎しよう。
しかし東京って街は、いろんな意味でクレイジーよ…いろんな意味で……
@アド・ミュージアム東京
開館時間:11:00-18:30 ※土曜、祝日は16:30閉館(最終入館は30分前)
住所:東京都港区東新橋1-8-2 カレッタ汐留
TEL:03-5400-6900
休館日:日曜・月曜休
入館料:無料
交通アクセス:
JR・銀座線・浅草線 新橋駅徒歩5分
大江戸線 汐留駅3分程