地球散歩

日記替わりの暮らしの備忘録【すべては機会】自然、太陽、海、森、渓谷、旅、音楽、ダンス、創作、自然療法♡

【ちひろ美術館・東京】→【童画の国から-物語・子ども・夢@目黒区立美術館】へ

 

安曇野ちひろ美術館での素晴らしい感動エネルギーは、

間もなく私を【ちひろ美術館・東京】へ運んだのだった。

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(↑美術館を発見して嬉しくて駆け寄り童心に帰る)

 

普段、美術館や映画館などは大体平日に一人で行くことが定番。が、意外にも、うちのご主人様T氏が、ちひろ美術館へ興味を示し(私の興奮話と家の数か所に貼り出された「ちひろハガキ」の影響か?!)一緒に行くことになったので週末に。

T氏と私が家庭内でやりとりしている「家庭内連絡事項に添えるイラスト交換日記」のネタが最近マンネリ気味だったけど、この美術館でお互いに、NEWアイデア着想の助けになりそうだ。元々T氏は文化、芸術が好きだったのを思い出した。この15年位ですっかり新聞を読むだけのオジサンみたいになっていたので彼にも良き芸術エネルギーが流れ込めばいいかな。

さて、美術館入口ですでに軽く混雑、平日はもっと空いていて観覧やカフェの利用もしやすそう、と推測。

来訪時はタイミング的に、企画展【村上春樹イラストレーター- 佐々木マキ大橋歩和田誠安西水丸 】開催中だった。この方々も好きだからラッキー☆

 

東京のほうは、安曇野とは勿論違った感じで、それぞれの地にあった感じで過ごせる。東京の方は、ちひろさんの生家とアトリエだった場なのでいろいろ想像がめぐる。アトリエの再現コーナーなんかはじっくりみてしまった。

私が今回、東京の美術館で胸を打たれたのは、ちひろさんのあるインタビューの一説。

大人というものは、どんなに苦労があっても自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。

あぁ!本当に…!忘れません、この言葉…

ちひろさんのまっすぐな平和、子供、家族への愛が感じられ、すごく心に響きました。

 

今度は平日に来て、図書館やカフェでゆっくり過ごしたいな。

ちひろ美術館・東京】は、最近購入の検討をしている【ぐるっとパス】の対象施設でもある。もし購入したら即再来館するよね!

 

 

ちひろ美術館2連発の感動冷めやらぬ余韻をしっかり残していた直後のある日。

定期的片付けで出た不要衣類をリサイクルショップへ寄付したあと、すぐお向かいの図書館へ行こうとなにげなくチェックした目黒区美術館のポスター。

なんと、【童画の国から-物語・子ども・夢】展☆WOW!

ちひろ美術館協力!なんと強力なリンク☆

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目黒区美術館は、うちから最寄りの美術館。これまでも何度か興味のある企画展はあったけれども、この界隈に住んで15年は経つのに初来訪。

 (ちなみに、目黒区美術館も【ぐるっとパス】対象施設)

 

この企画展は、童画の巨匠、武井武雄氏、初山滋氏、そしてその2人に憧れた秋岡芳夫氏の作品展。

3人の素晴らしい作品たちをものすごく集中してじっくりゆっくり堪能させて頂きました。

ちひろ美術館蔵作品もいくつか展示され、先日のちひろ美術館の興奮感動も冷めやらぬまま(ある意味冷める事はないだろう)ポンポンとつながるなんて、先日の安曇野ちひろ美術館から、ちひろ美術館・東京への流れからの更なるお導きなのか☆

そして、武井武雄さんは長野県岡谷市出身!

な、なんと、岡谷とは…大好きな諏訪界隈ではないですか!私の昔の旦那さんが岡谷出身で、その旦那さんと結婚していた5年弱程の間、年に数回は岡谷に行っていた。私が事あるごとに岡谷、諏訪に行きたがり、面倒がる夫を説得。本当に良き想い出ばかり。海好きで寒いのが苦手な私だが、長野は例外的にとても愛している地。(特に諏訪、安曇野界隈)なんだか様々に縁を感じるのだな。今でもしばしば諏訪、安曇野へ訪れ、特別に感じているところ。

 

とにかく、個人的にリンクが止まらない…☆

(おおげさなのも含めてだがお祭り気分でよし)

 

さて本題、こちらの【童画の国から-物語・子ども・夢】は、とっても見応えありの大満足展覧会。

思わずインスピレーションを受けていろいろスケッチしちゃったさ!

武井武雄さん、初山滋さんのたくさんの作品の色味がとても好みだったし、こどもならではのポーズや無邪気さ、躍動感が見事!これはちゃんと心をこめて観察、創作していないと描けないよ。

こどもの絵、こどもに向けて描く絵たちのやさしさ。描いている方々もやさしい、そしてそのやさしさをただ純粋に守り続けたいという情熱があるからこそ描けるんだ、と感じた。

上手い下手を超えた愛情と、そしてその描き続ける継続がどんどん作品に躍動感を持たせていくのかな。勿論、技術的にも素晴らしいとうならせる。

美術館内にある図書コーナーで手にとった、武井武雄氏や初山滋氏の作品が多く掲載された1922年1月から1944年3月にかけて出版された児童雑誌「コドモノクニ」(の傑作集をみた)クオリティの高さに唖然とした。これはもはや子ども向けのみだけではなかろう。

 

ところで、ちひろさんの絵、武井武雄さん、初山滋さんたちの絵など、童画に頻繁に触れていると、昔好きだった冬野さほさんの絵を思い出した。モダン童画を描くなっていう印象。

(しかも、冬野さほさんも長野県出身とは…!勝手にリンクシリーズだわ)

 

冬野さほさんの作品は今でも全部持っている。中学生の時、彼女の漫画の絵が好きでコミックを買って以来、その後の作品集も大好きで時々開くと、昔からの安住の地でくつろぐような気分になる。

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余談だが、冬野さほさんが松本大洋氏と結婚したと聞いた時は、とっても納得だった!まるで、マイク・ミルズミランダ・ジュライくらいお似合いじゃん!と思った。(この人たち全員好き)

芸術カップルの暮らし…☆お互いに創造的刺激、はたまたセンスを認め合う安堵などがあるのかな。どんなふうに暮らしているか興味津々。(意外に俗っぽい生活感とかあると親しみあったりもする)

 

 

美術館、図書館、映画館は本当に大好き。国内外、旅先でも気になって調べたり出向いたりしちゃう。THE観光地より全然関心あり!

特に美術館の独特の静けさと清潔感はそこにいるだけでうれしくなる。美術館は集中の深さ、be here now度を考えると海の中にいる時に次ぐ程、かもしれない。

 

ここのところ、自然と芸術に癒されて、パワーをもらっているな~!謝謝!

 

 

 

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