一年近く前になるけれど、劇場鑑賞した映画、
『フランシス・ハ』
公開して少し経っての2本立て上映で観るっていうの、わりと好きで、
この映画もそうでした。
2014年末、@池袋の新文芸坐。
新文芸坐のスクリーンは結構大きくて広く、観やすいです。
中高年の方々が多いように感じるのは、古き良き名画の企画が多いから?
『フランシス・ハ』がタイムリーに劇場公開中の時、
私は遠方にいて、見逃していたのだけど、
その後、新文芸坐で鑑賞できて、「大好きこの映画!」と思った☆
主演のグレタ・ガーウィグは監督のノア・バームバックと脚本を共同執筆していて、
実生活でもパートナー。(多分今もだよね?新作Mistress Americaも共同執筆)
グレタの演技もとてもナイス!
現代設定で全編モノクロ映像。
(どっかのレビューに書いてあったけどややウディ・アレン映画をも思い起こさせる?)
主人公のフランシス、私と似ている部分がある、と発言するは一緒に観た家人T。
一緒に住んでてそう言うんだし…なにより私自身でもそんな風に思って
好感(共感?)を持ったのかも。。
特に、フランシスがレストランで支払いをしようとしたらクレカが使えず、
お店を出てATMへ走り出すところから戻るまでのとこの行動、仕草そっくり…?
(数人の友人たちも、「これはyou!(←me)」と言うだろうな)
興奮した時のしぐさ、ジェスチャーとか、ちょっとせっかちというかなんか…
何かあると街中で走っちゃったり、意地はったり、あわてんぼう、etc..
(特に昔の自分、あ、むしろ取り戻そうぜ、そこんとこ!)
まぁほんの一部ネ(^^;
しかし、フランシスは、
実は根性があって、真面目、情に厚く、たとえ的外れでも気配りやさんだと思った。
私的にこの映画でトリビアだったのは、
フランシスの親友のソフィー役がStingの娘っていうこと!
結構個性的な顔しているっていうか眼鏡のせい?
そしてトリビア2は、劇中のフランシスの両親は、
フランシス扮するグレタの本当の両親なんだって。
そして、この映画に出ているアダム・ドライバーは
夏に劇場鑑賞してブログにも書いた
オーストラリアの『奇跡の2000マイル』にも出ていたんだけど、
出演している映画ごとに印象が変わる。(こっちの映画の場合、眼鏡の影響?!)
そういうのって、ある意味いい役者っていうことだね。
バームバック監督も何かのインタビューで彼のこと絶賛してたなー
バームバック監督の「イカとクジラ」を観たときに、
主人公の男の子や家族それぞれの利己的な部分や矛盾などの微妙な人間心理を
うまく出すもんだから、登場人物に、「なによ、この人」とか感情移入して観た。
(ローラ・リニーってヒステリックだったり情緒不安定な役上手いね)
バームバック監督のユーモアのセンス好きです。
(ベン・スティラーやオーウェン・ウィルソンとも仕事したりしているし)
いろんなセンス、グレタと組んだらもっと好きです。
グレタ、すごく好きです、多才だけど自然な演技上手な女優さん。
最近はアルパチーノとも共演したり主演作が他にもあったりで人気上昇中みたい。
グレタとバームバック監督、クリエイティブカップル、好きです。
同じ感じの好感で思い浮かぶは、
これは、多分今でもTOP5に入る映画。(あ、3位以内かも?!)
ストーリーはマイク・ミルズ自身のことがベースらしい。
この映画のユアン・マクレガーはかなり適役だったと思ったし、
私はこの映画でユアンを好きになった。
(トレインスポッティング以来のはまり役に思えた)
マイク・ミルズの映画はいちいちセンス良い感じでナイス。
メラニー・ロランもかわいかった。
奥方のミランダ・ジュライは小説も書いていたり、
彼女の作品には彼女のオリジナリティがきちんと煮出してある感じ。
優しさ真心を源にクリエイティブに表現する人、という印象。
繊細で情緒深くハイセンスクオリティでオリジナリティあふれるスタイリッシュさ。
前に、2人の恋愛初期のなれそめみたいなのを何かの雑誌で読んで、
カワイイなと思ったのもミランダの好感度を上げた。
(→マイクが別荘をCA郊外に建てる模型をミランダにみせた時、「私の部屋はここね」とミランダが模型の窓に指を入れた、とかなんとかそんなんだったはず?!)
話は戻って、フランシス・ハを買おうかどうか迷って、
まずはTSUTAYAで借りて再度観た☆
それで、今これ書いちゃった。
やっぱり面白い、よし、次観たくなったら買おうかな☆
バームバック監督とグレタの新作、
Mistress America の日本公開も楽しみ☆いつかな~