地球散歩

日記替わりの暮らしの備忘録【すべては機会】自然、太陽、海、森、渓谷、旅、音楽、ダンス、創作、自然療法♡

関西trip☆ステキな三浦景生さん展発見と友人と京都観光 (京都編)

京都はいつ来ても嬉しく、何度も来てしまう地の一つ。本来、私は人の多い観光地は得意ではないけど、なんだか京都はやっぱりたくさんの人が魅かれてしまうのもわかるような気がするのですな。

 

神戸から京都へ到着してすぐ「京都芸術センター」へ。

京都芸術センターは、小学校をリノベーションし、カフェや図書館、ギャラリー、ワークショップなどをやっているようす。この日はギャラリースペースの展示はなかった。なんとなく、世田谷ものづくり学校を彷彿とさせる雰囲気であったけれど、こちらの方が木のぬくもり度高し。

芸術センターの情報コーナーで関西地域の情報なんかをのぞかせてもらい、まずはホテルへチェックインしようとセンターの外にでると、隣にMUSÈEの文字を横目でキャッチ!図書館、美術館、神社を素通りするのはかなり難しい。そこで早速近づいてみると、

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染・清流館という美術館。世界初の染色専門美術館だそう。

「ほうほうほう!今回はトコトンARTのお導きが頂ける旅なのだな!また新しいドア!ありがたし!」と、早速やや興奮気味に「三浦景生の表紙絵展」へ入場。しかも無料!わ~良心的。


三浦景生展

今回ここに入らせてもらって、どの作品も、本当に一枚残らず、感動したのです!本当に美しくて、線も色も形もすごく素敵。好きな感じでうっとり。

私はこれまで三浦景生氏を存じ上げませんでした…満99歳で逝去されて、ほぼ1 年だそうで、日本染色界の重鎮というような存在なのか。

私は染めについての知識はほとんどない。「染め」と聞いたら、玉ねぎやブドウの皮、スパイスなど天然素材の染めで手ぬぐいとか靴下とか染めたいな、とか思い浮かぶ感じだ。

日本伝統の染め作品について、美術館にあった本や資料を少し拝見。三浦景生作品もそうだけど、資料の中もどれも発色が美しくて、もう少しいろいろな作品を東京でも観たいなと思った。

私が描くのは脳内植物園的なものが多く、果物や植物を脚色して描きだしたりするので、三浦氏の美しい染めの多くの野菜や植物の作品は斬新さもあり、輝いてみえた。

たぶん、私のようなタイプは、美術についてつっこんだ知識なんかはたくさん勉強しないほうがいいかもしれない。私は極端でやや柔軟性にかけるところもあるので、知識に集中しだすと受験生みたく勉強体制になったり、調べまくったり、そこで消耗するっていうのが多々あり…

美術だけではなく、他のことでも直感的に取り組んだり、感覚的にやって楽しいことは、自分が単純に楽しめるよう、慣れないように…純粋な楽しみをベースに。

絵なんかも、感覚より思考が上回ると、イマイチ楽しめなくなったり、描きづらくなってしまう。そして、誰かに教わったり、組織に属したりではなく、ただのびのびと、偶然(とみせかけた)のお導きを楽しみながら。

やっぱり、人生スローガンの、寄り道を重ねて「振り返れば絶景」となるように、あんまり決めないのが私には合っているのかしら。

 

この旅は、ある日TVで知った辰野さんの絵をみたい!という衝動的な想いから、あれよあれよといろいろ運んでもらえたような気がする。1つ動くとポポンと進むってあるものね。考えすぎずに予想外という波を楽しくのることでやっていくのがよいと信じよう。

辰野さんと三浦さん、お二人ともたくさんの偉業を残して、最近逝去された。新しい作品をこれからみることができないのは寂しいけど、こうして知ることができて拝見させてもらえてよかった。

おこがましいけど、彼らの作品の色味やなんとなくどこか説明できない感じの何かが、私が日々描いてるもの、描きたいものと似ているなと思うんだな。

神戸では横尾忠則氏までゲストのように飛び出してきてくれて、なんだか今回の関西ART旅は自分のスケッチブックとかなりリンクしていると思える☆

今回は神様や宇宙の遊び心たっぷりのベストなやり方とタイミングのご案内が多くて、名付けて「ミラクル導きARTの良い旅夢気分・関西編」、本当にありがとうだ♪

 

普通に道を歩いててコンクリートのめくれ方にまでARTを感じることもできるし、近場でもどこからでもきっかけは無限でインスピはやってくる。色の重なり、グラデーション、組み合わせを描いて、眺めて、きれいだなぁと、そのことを純粋に楽しんでいこうっと。

 

とにかく、京都に入ってすぐ出あえた三浦景生さんの作品には大変心を動かされました!あ、京都市美術館で「三浦景生の染め 白寿の軌跡」展を9/18まで開催中なんだ!わーこれ行きたかった!京都にもう1泊、延泊したかったよぅ…

そしたらもう1つの行きたい所、京都府立図書館にも行けた…大好きな図書館めぐり、建築もステキそうな府立図書館。現在「暮らしの手帖コーナー」を展示中っていうし…

しかしまぁ、後ろ髪ひかれるくらいの気持ちで帰る旅は良い旅だった、ということよ…!

 

夕暮れ時に、鴨川へ行く。やっぱり水辺を求めてしまうのネ。川のしぶきマイナスイオンを浴びながらしばし休憩。

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ボーっとしていると、「あれ、そういえば20年位前に、友達と初めての関西旅行に来たときに写真を撮ったのは、目の前にある橋の上だ!」と気がつく。Oh 水星逆行時期っぽく、ふと舞い戻ってきたなぁ!

 

そんなわけで、関西旅到着日はART三昧、大満足!お風呂に入って寝支度して、翌日の友人との1年半ぶりの再会を楽しみに早寝しようと宿へ向かう。

 

前回の京都は冬で、西本願寺にある、聞法会館に宿泊してとても気に入った。朝起きたら雪景色で境内がうっすら白くて美しかったなぁ。大浴場もあって、また寒い時期に泊まりたい。それで今回は東山閣に泊まりたかったのだけど…モタモタしてたら希望の予算でのプランがなくなってしまい…できれば宿で湯船に浸かれる浴場ありの条件で探すと、良心的価格3,000円前後のセンチュリオンキャビン&スパという浴場サウナ付のカプセルホテルを発見。今年OPENした四条にある新しい宿。お客さんはほとんど外国人だった。

泊まったのは、シングルの個室ではないが、交通便利で、一晩寝るだけにはいいか。一応扉もきっちり閉められてプライバシー確保、布団一枚分のスペースに、折りたたみ式のテーブルとTVもついている。さらに無料で浴衣やタオル、歯ブラシ、ブラシ、ドライヤーなど備品も充実。枕元に各携帯電話対応USB充電コードと、他に普通のコンセントがあった。建物は全体的にキレイ。(清潔度はとっても大事)

ちょっと改善希望の点は、Wi-Fiセキュリティ、暗号化されてなかった……あと、エレベーターが1つで大体混んでいた。

 

四条や河原町付近は便利だけど、次回泊まるなら少し繁華街から離れたもうちょっと静かなところか、二条城付近なんかに泊まりたい。そしてやはりできれば、ストレッチができるくらいのスペースが上下左右にあって、窓、太陽光があるお部屋に泊まりたいな…

 

翌起床時、ちょっと寒かったので、またお風呂に浸かって暖まり、身支度して近所のカフェでスムージー、コーヒーを飲んでからパン屋さんを探す。

最近の私はすっかりお米食。昔はパンや麺類(小麦食)が今より多かった。本当においしいパンに辿りつけないならば…とにかくお米とお味噌汁の和食日々。米食は体に合っているようで気に入っているけど、旅先なんかだと、おいしいパン屋さんを探すのは楽しい。しかし、パンといえばやっぱり大好きな友だちのつくるパンが最高☆

フラフラしているとORENO PANを発見!おいしそうだったので、2つばかり購入。1つはクロワッサンだったのだけど、日本で買うクロワッサンで私が美味しいと思うのは(そんなに多く試してもいないけど…)やはりPAULかな…PAULはチェーン店だけど、フランスに行ったとき、フランス人も普通に「おいしいよ」って言ってたし…日本までやってきて展開しているのだし、ね。

 

そんなこんなで、いよいよ京都の友人と再会!彼とは石垣島で出会って、お互い旅好きということで意気投合、以来連絡をとりあっている。今回、友人のオセアニア旅の合間の帰国で会えてよかった。弟のような応援したくなる面白い友人。すごくしゃべるキャラではないけど、ポツリと話すタイミングと内容は絶妙ですべらない。やっぱり、関西の遺伝子が入っていると、その辺は標準装備されているのかな。私は一生関西人をうらやましいと思うことでしょう!大体関西の皆さまは、私がしゃべっていると、常にオチを要求し、なおかつ関西風味なツッコミをしてくれる、そんなことしてくれるのは関西人ばっかりやん!そら、嬉しいわ!

 

前回の京都で会った時は、友人が住む嵐山界隈をまわって楽しかった。

印象的なのは「大悲閣 千光寺」。渡月橋から1キロほど上流、そこから結構きつめの階段を登っていってたどり着く。開門は10-16時、入山料400円。和尚さんは、歓迎してくれていろいろな話を聞かせてくれた。来訪する人が自由に書くノートがあって、そこにはそれぞれの世界が深く記されてあった…ここはちょっとマニア向けの?!雰囲気。

結構標高が高いので絶景。和尚さん曰く、紅葉と桜の眺めが大変素晴らしい穴場なんだって。京都駅から嵐山へ行くまでは混んでいるかもしれないけど、ここまでくれば空いているし。

そして前回鈴虫寺でしたお願い事、半分叶っているような?!きっちり叶ったらもちろんお礼参りに行きます!

 

さて今回も友人は京都っぽい観光を考えてくれて、伏見稲荷神社参拝を提案してくれはりました。ちょうどこないだ、新聞で伏見稲荷が最近外国人にも大人気であるという記事で千本鳥居の写真を拝見したところだった、今回訪れるのは良いタイミングと思える。ここは日本の稲荷神社のボス。

 

なーぜーかーこのあたりの時間の写真がいくつか消えてる…ガーン…とりあえず、残っている写真から1枚。これは、終始大体混雑していたのに、奇跡的にエンプティな瞬間をパチリ☆

「混んでいるから、パンフレットみたいに人の入らない鳥居の写真を撮るのは難しいよね」と話した直後だったので、一瞬神様が撮影させて下さったようです。ありがとうございます。

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やや登山な感じで鳥居を抜けていくのは良い気分。曇天ながら眺めもよかった。

 

毎回、京都ではバスの一日乗車券500円を利用して移動。嵐山とか結構な範囲までも使えて便利。

 

鴨川に向かって散歩中に友人が「最近、ヌートピアっちゅう巨大ねずみって言われてる生き物が鴨川に大量発生してて、友達は直接みたけど、まだ自分は見ていない」などと軽く恐怖なことを言っていて、「いやーみたくないなー!」と話していたらまんまと…鴨川沿いに座って話してるところに数匹現れちゃったもんで…ぎゃぁ!と驚く。確かに、巨大ネズミとは言い当ててる…これは、ちょっとかわいくなかった…!消えた写真の中にヌートピアもあったので、それはそれでよい。(後日、友人がご丁寧にヌーの写真を送ってくれたが…)

それから友人が、UFOを実際みて以来UFOを信じ始めたという話や、UFOを呼べる人の話をしたので、昨日横尾忠則現代美術館で横尾さんの日記にもUFO呼んでた事書いてあったなぁっていうのを思い出して笑う。

そこで、鴨川で一緒にUFOを呼んでみようと短時間試みたけどこの日は来てもらえなかった。友人は来る前は体調がおかしくなるけど、今日はならないから来ない、とちょっとサイキックぽい発言をしていた。それでは次回また呼ぼう。

 

それからコーヒー嫌いを克服したい友人の希望もあってコーヒー屋さんへ行ったり、パンを買って鴨川沿いで食べたり、川沿いを上下にうろうろしたり(鴨川好きやなぁ!)ひたすら京都の街を歩き回りながらしゃべっていた。結局10時間近く話したが、まだ話足りないとは驚いた。ほんまに名残惜しいけど、夜行バスに乗るために京都駅でバイバイ。次は東京か、海外か、また京都かsomewhere in the worldで!

 

ところで、今の京都駅は空港みたいに大きい。京都の街を展望できたりして、ここもかなりの観光スポットとなっているのか人々がしきりに写真撮影しとった。

京都はこれ以上建設したり、いろいろ作りすぎなくても、もう十分ステキやで…

 

京都タワー、かわいくて好き♡

世界一高い無鉄骨建築、それは京都タワー

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光が足りずにぶれる写真…こりゃぁUFOっぽい。

そうだ、次は京都タワー内の大浴場へ行こう。

 

流れに乗って、非日常の中で過ごして浮かぶアイデアや気分転換はうれしい。友と会えるのもうれしい。そういうわけで、往復バスで車中泊、現地一泊でのややハードな旅だったけど、めっちゃ楽しかった関西旅!

感謝感激の旅はくたくたで終わったのだった。リカバリに2日ほど要す。体鍛えようっと。

 

 

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