地球散歩

日記替わりの暮らしの備忘録【すべては機会】自然、太陽、海、森、渓谷、旅、音楽、ダンス、創作、自然療法♡

穴場的東京観光☆解体新書企画展@東洋文庫ミュージアム→豊洲図書館

旅心、

はいつも心がけているが、とりあえず実際ずっと住んでいる東京に、

住んでいないと仮定し観光にやってきたつもりででかけてみた。

そういう心持ちで街を歩くと、非常に面白い人間観察ができたりする。

 

どこか(国内外)へ出向いた時に調べることは、

図書館、美術館系、寺院(神社)、自然食が食べられるところ、自然系のものや有機食品を扱っているお店など。

(旅先でも行きたいなと、心くすぐられるのは普段の暮らしの延長か)

あとは自然な水辺で泳げるところや温泉があればテンションが上がる。

そういうわけで今回は、旅人のつもりで東京プチ観光。

さて、

今回は行ったことがないところと限定して観光しよう。

何か面白い企画展はないかな?

最近よく利用する東京メトロ一日乗車券(600円)を購入し、

まずは駒込へ向かう。

東洋文庫ミュージアムで開催中の企画展、

【解体新書展 ー ニッポンの「医」の歩み1500年 ー 】へ。

 

この東洋文庫ミュージアムは初めて知りました。

 

私はあんまりギラギラしたTHE観光名所的なところへの関心が薄いのと、

人口密度の高いところは苦手なので、このプランはなかなかナイスである。

旅先で通りがかりなんかに見つけて入ったらきっと楽しんだろうな、

と予想し旅ポイントも高し。

 

早速入館。

サイトにクーポン画面があって3/6までは提示すると100円引き)

お会計時に、次回の企画展の2割引券もくれる。

(ちなみに次回は儒教展らしい)

 

ミュージアム独特の雰囲気を吸い込む。好き。

1階をぐるりとまわってから2階にあがると、webサイトでもみた圧巻の本棚。

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(あちゃー私のiPhone4Sもうヨロヨロ…ほとんどの写真の質……そしてブレ…)

 

このずらっと並ぶ本たちは、東洋文庫の創設者 岩崎久彌氏が、

北京駐在オーストラリア人G. E. モリソン博士から、

東アジアに関する欧文の書籍・絵画・冊子等約2万4千点をまとめて購入。

それらをこのミュージアムで夢叶い壁一面三方ぐるりと囲って展示。

(勿論さわっちゃダメ)

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この先、企画展、解体新書展の順路へつづく。

 

この企画展のテーマの【解体新書】

杉田玄白氏、前野良沢らの努力の結晶、オランダ語訳の「解剖図」の翻訳。

当時は辞書もない中、単語1つの解読にみんなが力を合わせ、

想像力をもちよって、試行錯誤をし三年半もの年月をかけて翻訳。

 

予想より面白い。いろいろな展示をじっくりと。

(現代テクノロジーも駆使したデジタル展示も含)

 

当時、極刑となった囚人たちが解剖されて人体の研究が行われた。

写真がない当時、血なまぐさい解剖現場で、スケッチをしていたのかしら……

たくさんの展示の中で、女囚の解剖の資料があり、じっと見入ってしまった…

切開され観察された内臓たちの絵図をみていると、絵でも十分リアルに迫り、

観ているとなぜかこちらまで内臓がもぞもぞするような気もしたくらいだった。

 

観覧途中に突然、

職員らしき女性が(仕事上の関係者らしき?)男性2名を引き連れて現れた。

その職員の女性が接待しているその男性2名に、

ハキハキと展覧会について番外編的ネタもまじえてご案内してまわっていた。

いくつか説明していることが、

「人知れずナイスタイミングでこっそり私にも案内してくれている」状況に笑った。

例えば

私が展示品をぼーっと眺め「この顕微鏡はまだ使えるのかしら…」と考えていたら、

私の背後を通りすがりながら「この顕微鏡まだ使えるんですよ~」

なんて言って通りすがる。

(こういう宇宙の回答的なことは助かる☆)

 

そして、2階の隅にはこんな展示も。

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 「そうだ、旅にでよう」

なんてグッとくる紹介文書いちゃって。

東海道五十三次】、当時の大人気旅本、ガイドブックよね。

複数のバージョンで版を重ねたらしい。大ヒット。

 

そういえば、偉人はだいたい旅人だよね。

ブッダもイエスも孔子老子レオナルド・ダ・ヴィンチも……他多数。

才能を発揮し使命を全うしつつ、偉業という名の旅か…

 

 

東洋文庫ミュージアムの建物はちょうどよい大きさでキレイ。

たとえばこの通路の途中にある特許を取得したという「クレバス・エフェクト」は、

実際は10cmと説明されているも、

名の通りクレバスのように、深く奥まで切り込んでいるように見えて、

一瞬「おおぅっ」とひるんでしまった。アミューズメントチック。

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そして1階にも楽しいところ。

最近、図書館の子供コーナーで探していたものを発見!

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このシリーズの7巻を東洋文庫、文庫長さんが監修しているんだね。

最近はマンガや子供向けの本で知りたかったことを調べたり学習するブームがあり、

このシリーズはその目的にいい感じ。

 (歳を重ねると歴史への興味がわいてくる、という一つの傾向にのっかりつつある)

 

1階のPCデータベースでは、

シルクロードとかオーシャンロードかを地図上で確認できたり、

端々に面白いものもあり。

他に、ミュージアムの敷地内には小さな庭園や喫茶なんかもあった。

庭園の壁にはアジアの名言が記されてて、その名言集がショップで販売されている。

 

以上、

東洋文庫ミュージアムは静かで建物も美しく、企画展も楽しめた☆

大変モダンミュージアムでございました。

平日の美術館、好きデス。

 

このあと図書館情熱が高まり、前から行きたかった豊洲図書館へ移動。

ここもはじめて来訪☆

メトロ一日乗車券だから途中下車もOK!

有楽町で買い物を済ませたり、東銀座の公園の健康こみちで足つぼしたり、

日比谷公園へ立ち寄ったり。

日比谷公園にも千代田区立日比谷図書文化会館があるけど、

ここはよく行くから今日はスルー。

 

豊洲図書館はピカピカモダン

図書館フロアは高層9階から上なので眺めよし。向かいにはららぽーと豊洲

館内には椅子も机もたくさんあって、どこかしら席は取れそう。

わたしゃここでもガイドブックを積み上げて脳内トリップ。

ギリシャ、アメリカ国立公園、スリランカ、インド)

夕暮れ時ならば、ららぽーとの海に面した広場で夕陽を楽しんでもよかったけど、

気がついたらとっぷり日が暮れていました。

〆に近所の銭湯に行き(温泉気分で)今日の東京半日観光をふりかえる。

満足☆

 

小さいようで、網の目のように膨大な物事がつめこまれている東京。

一か月留守にすれば近所でもいくつかのお店の閉店と開店を目にするここ東京。。

東京観光は永遠に終わらない気がする。。。

 

決断や先々の計画というのが苦痛な私には、

朝起きた気分で決めていくのが合ってるっぽい。

(予定を聞かれてもいつも直前までわからないとしか回答できず、周りの皆さますみません…)

気分が盛り上がった時に飛行機に乗りに行ったり(空港だけでも楽しいぞ)

家にいてもやりたいことはとめどなくある。(書く、描く、そして家事にも創造性!)

すぐ近所にも通ったことがない道もある。(予想以上にドキドキワクワク☆)

 

どこでも実際行けば「良かった!」と思うし、

自然美、新しい文化、人との出逢いは素晴らしい♪(創作意欲スイッチON)

そんなふうに私ならではの貢献や役立つ道を模索しながら、

楽しいことを続けていった先である時、

ふと振り返って眺めるコラージュのような絶景もまた楽しみ☆

 

@東洋文庫ミュージアム
開館時間:10:00~19:00 ※最終入館18:30
住所:東京都文京区本駒込2-28-21
TEL:03-3942-0280
休館日:火曜日(企画展準備期間、HP参照)
入館料:企画展による
交通アクセス:
駒込駅(JR山手線・東京メトロ南北線2番出口)徒歩8分
千石駅都営地下鉄三田線A4番出口)徒歩7分
上富士前(都営バス上58系統・茶51系統)徒歩1分

http://www.toyo-bunko.or.jp/museum/exhibition.php

 

@豊洲図書
開館時間:火~土9:00~20:00、日・祝・12月28日9:00~17:00
住所:東京都江東区豊洲2-2-18江東区豊洲シビックセンター9階・10階・11階
TEL:03-3536-5931
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)毎月第1金曜日(1月・5月以外) 年末年始(12月29日~1月4日)
交通アクセス:
東京メトロ有楽町線 豊洲駅7番出口徒歩1分
新交通ゆりかもめ 豊洲駅(改札フロア直結)

http://www.koto-lib.tokyo.jp/025_lib_toyosu.html

 

☆おまけ「プチドリーム」

足つぼ大好きな私の行きつけ足つぼ踏める公園(特に中央区)健康こみち的なものが

ペナン島にもあるらしく、ペナン行き計画中。

どうやら台湾にもあるらしいのでこっちもいつか。

日本の足つぼ公園もめぐりたい。(土肥の花時計のは素晴らしい)