図書館と美術館、魅力を感じたら、やや遠くても出かけていきたいと思う。(海外でも魅かれれば行く気満々となるはずだ)
美術館といえば最近、「ぐるっとパス」をついに購入!有効利用し、かなり満喫していることについては、また後日書きたい。本当に買ってよかった!!東京(周辺の方も)在住の美術館・博物館好きの方にはオススメ。
さて、今回ここに記すのは、8月に訪れた平塚日帰り旅。
ポスターを見て行きたくなった平塚市美術館の企画展「不思議なアート トリック トリック ハッ!と トリック」がきっかけ。
調べると平塚は、美術館、博物館、図書館が(市役所や警察署なども)1つの場所に集まっている。なんて便利なのだ。
そこで平塚市博物館についてチェックすると、プラネタリウムがある!これは是非立ち寄りたい。ちょうど「賢治の綴った星空」の特別プログラム上映中であった。素敵なプログラムじゃないですか。
(銀河鉄道の夜、は小中学生のころ、何度か読み返したな。宮沢賢治、美しく、繊細な心を持つ人、ただ繊細すぎてちょっといろいろ大変そう…という印象も…)
プラネタリウムは、夏休みの影響か満員。この時はなぜか、祖父母と孫、という組み合わせがとても多く、おじいちゃんやおばあちゃんは孫たちに星空を見せたい人が多いのかな?と思った。
小さめのかわいいプラネタリウム。プラネタリウムは子供の頃から大好き。時空を超えて心が宇宙へ旅するような感覚になるのですな。
そして、やはり本物のきれいな星空をみると、一瞬で魅了される。あまりにも壮大な景色、宇宙を感じるからスケールの大きな想像ばかり浮かんでくるんかな?
星空といえば以前、初めて八丈島に行った時に、ほんとうに息をのむ満点の星空をみて、大感動でその場を動けなかった。いくつもいくつも流れ星が四方八方から流れこんできて、一体何が起きているのか、目を凝らした。「誰かが宝箱ひっくり返した?!」「万華鏡の中に入っちゃった?!」というような感覚で、私の目はマバタキきが普段よりずっと少なかった。キラキラしている星への感動にどうしていいのかわからず、結局、蚊に刺されてもその場を動けず、明け方近くまで見入ってしまった。
そういうわけで、満天の星空、と聞いて私が思い出すのは、八丈島。他にも訪れた国内外、数々の島や場所で美しい星空をみたけれど、関東育ちの私が初めて動けないほど感動した星空インパクト@八丈島、は一生忘れられないんだな。
話は戻って。
博物館プラネタリウムのあと、お向かいの平塚市美術館へ。(本日の目玉イベント)
敷地も広く、お庭にベンチがあったり、良い雰囲気。猛暑でなけりゃ、本でもパラッとめくったり絵を描いたりしても、いいもんだな。
今回はこの企画展たちデス。トリック展の方を購入すると、もう一つの企画展にも入場可能。
館内は例外はあるけれど、原則撮影禁止なので写真はあまりない。様々なトリックアートたちをいろんな角度からじーっと眺めた。オランダ人画家、エッシャーの絵もいくつかあって、「あれ?!なんじゃ、この絵の中の仕組みは?!???」とエッシャーの思う壺のままに(?)何度も観入ってしまった。
これは…前回18切符で静岡美術館へ立ち寄ったとき、海水浴のために入館はスルーしたが、エッシャー展をサラっとでも観ておけばよかったか…!
例外的に撮影可の作品のうちの1つで、私が何度も作品の前を右往左往、往復してしまったもの。
ちょっとこわいような感じだけど、この女の子は全部同じ一枚。でもみているこちらが動くと、どこからでも目が合うの。。
右からみはじめて、
真ん中でも目が合うし…
かなり左に寄っても目線が追ってくる…
写真で伝わるかどうか謎ですが(撮り方の問題も?)とにかく不思議だった。
顔の部分がくりぬかれて、樹脂みたいな何かで加工がしてあったんだっけかな?(仕組みの詳細説明は忘れちゃったけど、衝撃は忘れない)
この作品も同じ作者さんで(作者さんの名前も控えたと思ったらみつからない…うぅ…詰めが甘い私!)
この中の皆さんも目線がこちらの動きを追ってくるんだ…やっぱりちょっとこわいけど目をそらせない。
いやはや、国内外様々な作家さんたちの不思議で魅力的な作品たちはとっても楽しめた、来てよかった!
館内のライブラリーやラウンジも、美術館の好きなところ。くつろげる。
美術館や博物館は空間が広く、清潔で、基本的に静かで落ち着くし、建築がステキだったり、展示でワクワクもあり、美術館や博物館は定期的に訪れたい。国内外様々な、感性くすぐる美術館や、図書館を訪ねる旅は思い描くだけでワクワク。
美術館から平塚駅までの道中、前から気になっていて、参拝したかった平塚八幡宮へ。周りが小さな森で、散歩も気持ちよい。境内は厳かで、清々しかった。
そして、
元気なあひるさんたち。白と黄色のコントラストが鮮やか!すごく近くに寄ってくるので真っ白な毛並みの美しさに、じぃーーっと見入ってしまった。
その後、平塚の商店街をうろうろ。親世代の常連さんが多そうな洋品店に掘り出し物が!ボロボロになったエプロンの跡継ぎとなる新しいエプロンをずっと探していたけど、なかなか気に入りがみつかなかった。しかし、ここでギンガムチェックのエプロン680円を発見!さらに、かわいいドットの靴下100円!更にニッコリ、楽しい日だ、と満足度UP。(最近、このようなブティック的なお店に掘り出しものがあることを伊東でも発見したのだった)
この平塚日帰りの旅で、ただ1つの心残りは、大好きな「都まんじゅう」(つるや製菓)が買えなかったこと…白あんの大判焼の小さい版みたいな素朴なおまんじゅう。買って帰りたかったけど、この日は平塚店の定休日である水曜日であった……(ちなみにお隣の茅ヶ崎店は日曜休み、茅ヶ崎には土日に行く確率が高いので個人的に逆転してくれると嬉しいのだが、という自己中心的な願望)
それから、平塚といえば七夕まつり。高校生の時に平塚在住の友人を訪ねて立ち寄ったけれどすごい人だったー。あれは遠い昔に思えるけど…いずれまた行ってみよう。あとは、サッカー、湘南ベルマーレですな。商店街や平塚の各地で応援ムードを感じる。
私にとって平塚というと最近は、大磯で泳いだ帰りに立ち寄り温泉(太古の湯)で平塚に来る、という定番ができつつあったが、それ以外でも楽しくすごせてよかった。
遠出ともいえない中距離の旅もいいものだ。ほどよい疲れで良い眠り!
いつか、東京と神奈川の全部の駅を下車して散策したいという小さな夢アリ☆